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2014年05月09日

平野早矢香が香港戦で魅せた時任三郎ガッツポーズ!

平野早矢香 ガッツポーズ.jpg
世界卓球2014で銀メダルに輝いた日本団体女子。この試合(大会)を観戦していた来日中のトウ亜萍さんのコメントにちょっと胸が熱くなりました。

トウ亜萍さんは、92年バルセロナ、96年アトランタ五輪女子シングルス・ダブルス2冠を達成した中国の伝説的プレーヤーです。現役時代は90年から8年間も世界ランク1位に君臨し続けました。

そんなトウ亜萍さんが世界卓球における日本女子を、「一流の仲間入りをしたという印象を受けた」と評したそうです。石川選手に対しては、強くなりたければ決勝の舞台を多く踏めとアドバイスまで送ってくれました。

この言葉は日本選手だけではなく、中国を含めた強豪国全てに活力を与えるものだったのではないでしょうか_。

さて決勝の中国戦も面白かったわけですが、個人的には準決勝香港戦、第3試合に挑んだ平野早矢香選手の逆転劇が印象深いです。

対戦相手の呉穎嵐(NG Wing Nam)選手は世界ランキング33位ですが、平野選手22位と互角と言っていい試合を展開しました。

普段可愛らしい平野選手ですが、一度試合が始まると非常に男前になりますwそしてガッツポーズを取る姿はどうしても俳優の時任三郎さんとダブってしまうわけです;;


※1時間13分あたりから、平野選手の試合になります。

第1ゲームから平野選手のサーブの切れ(サイドスピン)がよく、ゲームの主導権を握ったかに思えました。しかししかし、ゲーム後半では呉選手のバックでの切り返しが炸裂し作戦ミスのような形でセットを落としました;;

ただこの日の平野選手、フットワークが軽くボール自体は凄く良く見えている印象を受けました。

そういえばセット終了後のインターバルでの、コーチと選手の会話が放送されたのは驚きました。各国ごとの方針でしょうか?

第2ゲーム平野選手はゲームポイントからまさかの4点連続失点という、ちょっと信じられない展開になりました。呉選手の球を迎えに行くような形になるシーンが多く、わずかなタイミングの狂いからミスになる展開です。

このセット呉選手が、8-8でタオルを取りに行き審判に静止される場面がありました。タオルは対戦得点の合計が6の倍数の時だけ使用できます。呉選手、計算を間違ってしまったか動揺していたのか?平野選手にチャンスがあると感じたんですけどね、、、。

この時点でゲームカウント0-2、平野選手の負けが濃厚になってしまいます。

しかしここからが心の格闘技卓球の面白いところでした!呉選手もこの日の調子を考えれば、ここから連続3ゲーム落とすとは思っていなかったでしょう_。

第3ゲーム序盤、1-4とリードされた時点で日本はタイムアウトを取りました。香港サイドを見ると監督も選手も満面の笑みを浮かべていました。平野選手がなかなか持ち直せず、このまま敗れても仕方がない流れが出来上がっていましたから_。

タイムアウト後、得点差はさらに1-6まで広がる展開;;そして点差が縮まらぬまま4-9で終盤へ,平野選手絶体絶命。

しかしここから鬼の追撃が始まりましたねw呉選手のレシーブエースを狙ったチキータをバックハンドで鋭くリターン。この追い詰められた状況でメンタルの強さを見せつけたのです!!

ここに来て脅威の5連続ポイントで9-9の同点;;

しかし9-10とリードした呉選手がこの試合一番の雄叫びをあげます。最大限のプレッシャーを平野選手にかけたわけです。もしかしたら、これがいけなかったのかもしれませんw

しかしまったく表情を変えない平野選手が怖いほどでした。

平野10-10呉・・・ガッツポーズ
平野11-10呉・・・さらにガッツポーズ
平野12-10呉・・・時任三郎でガッツポーズ!
平野早矢香 時任三郎でガッツポーズ.jpg
値千金の第3ゲーム奪取。

ここで観戦していた私の気も少し緩み、女性解説者の時折見せる関西弁がみょうに可愛い事に気が付きます。

第4ゲーム序盤の長いラリーは両者本当に素晴らしかったです^^

バックハンドの球に回りこんでフォアでの攻めを見せ始めた平野選手。徐々にいつもの攻めのリズムを取り戻します。

不死鳥のように蘇り、11-2で第4ゲームを獲る平野早矢香選手。この頃になると香港チーム監督の顔から笑顔は消えていましたね。

そして第5ゲームの解説の中で、香港の監督が呉穎嵐選手を怒鳴るように指導していた事に触れています。あれでは、逆に萎縮してしまうと、、、。

ポイントをとってもどこか不安げな表情を見せ始めた呉選手。少しずつ試合に集中出来ない心理状態になっていたかもしれません。それとは対照的に日本の監督は終始丁寧に平野選手にアドバイスを送っていたのが印象的でした。

勝ち負けよりも、平野選手の力を引き出す事を第一に考えている感じ。全ての要素が彼女に味方し始めたと感じました。

この試合は互いの監督に注目しながら見る事でも、卓球が心の格闘技と呼ばれる所以(ゆえん)の一旦を知る事が出来ます。

12-10で第5ゲームをとって勝利した平野選手を献身的にサポートした、監督とチームメイトの姿が素晴らしかったですね。

香港戦におけるこの勝利の価値は格別です。



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