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2014年06月14日

アリスの棘 最後に復讐されたのは視聴者だったのか?

9話までがアリスの棘の狙いの全てだった、、、という見方でいい気がしました。最終回については見る側にまるなげした感があります。

やっぱり漫画のような型破りな結末は用意できなかったというのが私の感想です。

最終回直後にツイッターをみると、

「感動した」

「明日美が笑えてよかった」

「久しぶりに泣いた、良いドラマだった」

などという好感触な感想が多かったのです。


、、、フィクションならではの意外性をこれまで貫いてきたアリスの棘が、最後の最後でホームドラマに落ち着いてしまったと落胆したのは私だけだったでしょうか?

最終回が一番つまらなかったって_。

このドラマの中心部にあった境界線を整理してみると。

加害者-養父・水野和史、有馬毅、磐台修一

被害者-明日美、西門優介


そこに巻き込まれる形で加担した人物は省きました。しかしドラマが終了した今、被害者と加害者を入れ替えてみてもさほど遜色ないと思えるのが正直な感想です。

有馬も十分被害者だった部分もありましたし、明日美も加害者という一面を残す後味の悪いエンディングという見方も出来ます。10話では有馬の過去が明らかになり、同情の余地が出てきてしまいました。

やはり明日美のこれまでの行動を正当化するようなラストは不可能であり、そこに目が向かないようなラストを設けた感じでした。

アリスの棘に、今までとは違うドラマのスタイルを期待してしまった分の落胆。今回のエンディングが不自然とかそういうことではないんですけどね;;

悪い夢を見ていたのはなにも明日見だけではなかったという事で。

多くの人間が苦しんでいたわけで、明日美の復讐がそんな負の連鎖を食い止めたという見方が成り立ちます。これを救いとしなければ、見る側も気持ちの収まりどころを失ってしまいます;;

明日美がこれからは巡回医療に励む旨の発言をしていますが、この部分もドラもの弱みを感じてしまいます。巻き戻して見ると納得出来るわけですが、1話から順に見てきた私としてはどうしてもがっかりなのです。

復讐の虚しさは十分に伝わったわけですが、なんだろうこのモヤモヤした気持ちは?

この道徳観念を否定してまで自分の思い描いた、復讐劇との温度差を埋めようともがくと逆に苦しくもなります。

じゃあどんな結末が良かったの?そう聞かれた時に答えを持っていない自分がいるわけで。まさにそこなのかもしれません_答えが出ないっていう。

ただ養父水野の都合の良さに納得出来なかった人は多かったのではないでしょうか?実の娘・鈴が難しい病気だったから有馬の言いなりになった。

親友を作為的に葬る計画に参加し、もっと早くに警察に出頭するなどといった行動に出なかった。明日美を引き取った事も、自身への罰を先延ばしにしたというよりは、このまま事が収まってしまうことを望む心理が汲み取れてしまうのです。

おいちゃんの行動の動機がもっとも希薄な気がしてなりません。じゃなきゃあドラマが成立しないだろ!?_ってところに逆戻りw

自分が正直にならずに、明日美の心からの笑顔を見たいという長年のエゴ。明日美が純粋だっただけに尚更悔しいというか、こんな気持ちもまさに制作サイドの思う壺なのかもしれませんがw

だからそういう事なんだよ、わかれよってねw

じゃなきゃ明日美の復讐が終わらないでしょ。

もう一度言うと、9話までの展開を最大に評価したいです。このドラマに関しては。
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